Microsoft Entra Workload Identities の情報を確認すると、Free と Premium の２つのエディションがありました。以下に比較表も掲載されています。
Microsoft Entra ワークロード ID のライセンス プランに関する FAQ - Microsoft Entra | Microsoft Learn
Free の無料エディションは、Azure や Power Platform などに含まれており、ワークロード ID の作成、更新、削除やトークンの認証、監査、フェデレーションなど基本的な機能が使えます。
Premium 版では、条件付きアクセス、ライフサイクル管理、Identity Protection の機能が利用可能となっています。
Premium 版のライセンス割り当ては、個々のワークロード ID に割り当てる必要はない、と FAQ に記載されています。
Workload Identity Premium はスタンドアロン製品で他の製品プランには含まれておらず、ライセンスは ID 単位の月額課金モデルになっています。
Microsoft Entra ワークロード ID | Microsoft Security
そもそもワークロード ID が何かは、アプリケーションが動作する上でのサービス用アカウントの事かと漠然と思っていましたが、それは実行時にユーザーコンテキストが使われる場合のケースであり、間違いでした。
ワークロード ID は、次のように解説されています。
ワークロード ID とは、他のサービスやリソースを認証してアクセスするためにソフトウェア ワークロード (アプリケーション、サービス、スクリプト、コンテナーなど) に割り当てる ID です。
Microsoft Entra では、ワークロード ID はアプリケーション、サービス プリンシパル、マネージド ID です。
ワークロード ID - Microsoft Entra | Microsoft Learn
自テナントにどのようなワークロード ID が幾つあるかは確認することができます。
Microsoft Entra 管理センターを開き「ワークロード ID に移動する」をクリックします。
ワークロード ID のホーム画面が開き、識別されている ID 数がグラフ表示されます。
「すべてのアプリケーション」のリンクをクリックすると、エンタープライズアプリケーションの一覧画面が表示されます。
アプリケーションの種類のフィルターを削除し、フィルターの追加から選択すると、Microsoft アプリケーションやマネージド ID も確認することができます。
