tos-akibaのブログ

主に Microsoft 365 Security について

Microsoft Teams のコラボレーションセキュリティ(プレビュー)

Microsoft Defender for Office 365 の新機能による Microsoft Teams のコラボレーションセキュリティ機能がパブリックプレビューされました。
Announcing Collaboration Security for Microsoft Teams - Microsoft Community Hub

 

投稿によると、
現在、世界中の企業の 66% がハイブリッドワークモデルで Teams のようなコラボレーションプラットフォームを採用しており、2億7千万人が Teams を利用しています。
その増加と共に、フィッシングやランサムウェアなど、電子メールをエントリポイントとしてきた攻撃者の標的が、Teams 等のコラボレーションツールを対象とする頻度が高まっています。

 

この機能は、Microsoft 365 Defender の統合セキュリティ運用(SecOps)に統合されています。
2021年には「安全なリンク」機能は Teams にも導入されており、チャットやチャネルで共有される URL でも悪意ある可能性を判別していました。
Outlook で疑わしいメールを報告するように、Teams で疑わしいメッセージを直接報告できるようになります。
セキュリティチームは Microsoft 365 Defender ポータルでアラートを表示できます。

 

また、ゼロ時間自動消去(ZAP: Zero-hour Auto Purge)を Microsoft Teams に導入し、配信後に悪意あるコンテンツを含むメッセージを自動的に検疫し、特定されると同じインジケーターを Teams 環境全体でスキャンし、大規模に検疫します。

 

さらに、Microsoft 365 Defender の Advanced Hunting でも Teams セキュリティをサポートし、最大 30日間の生データを探索できます。
Teams ユーザー向けの攻撃シミュレーションとトレーニングツールも含まれます。

 

(参考)
Microsoft Teams のMicrosoft Defender for Office 365サポート (プレビュー) - Office 365 | Microsoft Learn