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Azure AD B2C: Go Local Data Residency 日本向け(パブリックプレビュー)

Azure AD B2C において、ユーザーのデータ格納リージョンを日本へ移せる Go Local Data Residency の日本オプションがパブリックプレビュー段階になりました。
Azure AD Go Local Data Residency Goes Public Preview in Japan - Microsoft Community Hub

 

Azure AD B2C では、テナント作成時に選択した国や地域により、データの格納先が決まります。
Go Local Data Residency アドオンは、Azure AD Premium P1/P2 のお客様が、顧客ディレクトリデータの「ローカルデータ所在地権限を購入」できるオプションだそうで、選択先に日本が追加されました。
B2C のデータ保存場所については、以下のオンラインドキュメントに記載があります。
Azure AD B2C: 利用可能なリージョンとデータ所在地 - Azure AD B2C | Microsoft Learn

 

なお、Go-Local アドオンはどの場所であっても、1 MAU(Monthly Active User)あたり月額 $0.02 の有料オプションとなっています。
MAU とは、1か月に認証を行った一意のユーザー数で、ある特定の月に複数回認証を行ったユーザーは 1 MAU とカウントされます。
Go-Local アドオンの課金や MAU については、以下のドキュメントに説明されています。
Azure Active Directory B2C の課金モデル | Microsoft Learn