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Microsoft Entra ID Governance が一般提供開始

Microsoft Entra 製品群の1つで、かねてよりパブリックプレビュー中だった「Microsoft Entra ID Governance」の一般提供が発表されました。
Microsoft Entra ID Governance is generally available - Microsoft Community Hub

 

7月1日以降、ID Governance はオンライン、ライセンスパートナー、Microsoft セールスチームを通じて購入でき、Microsoft の Webサイトから試用版を利用可能となっています。

また、名称は「Identity Governance」から「ID Governance」になったようで、製品サイトの標記はそのようになっています。
(本執筆時点で、サイトのメタ情報やオンラインドキュメントは、Identity Governance のままです)
Microsoft Entra Identity Governance | Microsoft Security

 

ID Governance は、Azure Active Directory で既に利用可能だった機能に加え、オンプレミスおよびクラウドのアプリとリソースの ID、管理、ガバナス をシンプルにする最新ツールが含まれています。

デプロイは簡易であり、アクセスレビューの推奨事項、拡張性のためのノーコード/ローコード アプローチ、ID ライフサイクル管理タスクを自動化するワークフロー、SaaS およびオンプレアプリのアクセス プロビジョニング、を使用してコンプライアンス要件を満たすための機能が含まれています。

さらに、新しいダッシュボードには、組織の ID ガバナンスの現状が包括的に表示されます。

また、エンタイトルメント管理では、Microsoft Entra Verified ID を利用して、リソースの特定のアクセスパッケージへのアクセスを自動的に許可する前に、ユーザーのデジタル ID を確認できるようになりました。

ID Governance は、Azure AD Premium P1 または P2 ライセンスにより追加できます。

 

(参考)
ID Governance には以下の機能があります。
 ・エンタイトルメント管理
 ・ライフサイクル ワークフロー
 ・アクセスレビュー
 ・特権管理(PIM:Privileged Identity Management)

ID ガバナンス - Microsoft Entra | Microsoft Learn